AIO対策の効果測定
ChatGPT・Google AI検索で、
何を確認すればいい?
「AIで紹介された」から、その先の問い合わせまで。
確認する数字と手順を、5つに整理しました。
この記事でわかること
AIO対策は「AI上での可視性・サイト流入・問い合わせ」を分けて測ります。 まずはGA4とSearch Consoleを確認し、 同じ質問でのAI回答も記録して、改善する場所を見つけましょう。
- ChatGPT・Google AI検索の確認手順
- 会社名の言及と、自社URLへの引用の違い
- 問い合わせにつながらないときの見直し方
情報確認: 。 管理画面の名称や仕様は変更される場合があります。
01 / 測るものを決める
見る数字は、まず3つです
AIに紹介されても、訪問や問い合わせが増えたとは限りません。 どこまで進んでいるかを分けて見ると、課題を整理しやすくなります。
- 可視性
- AI上で紹介されたか
- Googleの表示データ・AI回答の観測
- 流入
- サイトに訪問されたか
- GA4の参照元・セッション
- 問い合わせ
- 実際の相談が届いたか
- 送信完了・受付記録
本記事ではAIOを「AI検索最適化」の意味で使います。 GoogleのAI Overviewsの略称ではありません。 LLMOは、大規模言語モデルを使うサービスでの情報の扱われ方を 意識する取り組みとして説明します。
最初に「送信完了」を確認しましょう
問い合わせボタンのクリックと、送信成功は別です。 GA4はGoogleのアクセス解析サービスで、 重要な操作を「キーイベント」として記録できます。 フォーム送信が成功したときに、そのイベントが動くかを確認してください。
受付記録では、テスト・重複・営業メールを除いた有効な相談も数えます。 AI上の表示回数、GA4の訪問数、相談件数は、 必ずしも同じ人の行動として追えるわけではありません。
02 / ChatGPTの流入
GA4で、訪問元を確認します
確認するのは「トラフィック獲得」レポートです。 訪問元を表す「セッションの参照元」で、 ChatGPT経由の記録を探します。
-
対象サイトのGA4を開く
「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を選びます。
-
参照元を絞る
集計軸を「セッションの参照元」または 「参照元/メディア」に変更し、
chatgpt.comを検索します。 -
訪問と送信完了を並べる
セッション数と、問い合わせ用のキーイベントを確認します。 セッションは、一連の訪問をまとめる単位です。
OpenAIは、参照URLに
utm_source=chatgpt.com
という流入元の目印を付けると案内しています。
ただし、自社の計測設定やURLの扱いによって、
記録できる範囲は変わります。
出典: OpenAI「Publishers and Developers - FAQ」
ゼロ件でも「紹介されていない」とは限りません。 期間・計測設定・参照元を確認しましょう。 AIが紹介していても、クリックされなければ訪問にはなりません。
03 / Google AI検索の表示
Search Consoleで、表示されたページを見ます
GoogleのAI検索の表示は、Search Consoleで確認します。 Googleは2026年に生成AI向けレポートを公開し、 8月31日付で全世界への展開を案内しています。
出典: Google「生成AI向けパフォーマンスレポートの発表」
-
自社サイトのプロパティを選ぶ
Search Consoleで、対象のサイトを開きます。
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検索向けの生成AIレポートを開く
英語名は「Generative AI performance report (Search)」。 AI Overviews・AI Modeが対象で、Discover向けとは別です。
-
表示回数とページを確認する
期間をそろえ、どのURLが表示されたかを見ます。 必要に応じて国やデバイスで絞ります。
出典: Google「Generative AI performance report (Search)」
数字を比べるときの注意点
表示回数は訪問数ではありません。 生成AIの表示データは検索全体にも含まれるため、 専用レポートと全体レポートの数字は足し合わせません。
公式ヘルプには、表示回数が十分でない場合などに
レポートが見えない可能性も記載されています。
また、GA4のgoogle / organicを、
すべてAI検索からの訪問とみなすこともできません。
出典: Googleの専用レポートの対象範囲 / GA4の参照元の説明
04 / 回答を記録する
AIへの質問は、同じ条件で続けます
会社名が出たかだけでなく、説明の正確さと出典リンクも記録します。 自社名を入れる質問と、 入れずに候補を探す質問は分けてください。
- 言及
- 回答に自社の名前が出ていること。
- 引用
- 回答に自社ページへの出典リンクがあること。
この区分は、本記事で提案する観測ルールです。
記録する項目は、 日時・AIサービス・質問文・検索設定・言及/引用・内容の誤り です。 ChatGPT検索は地域やメモリ設定の影響を受ける場合もあるため、 利用条件も残します。
出典: OpenAI「Searching the web with ChatGPT」
仮の例: 固定質問の有効回答30回中、12回に自社URLがあれば、 観測範囲内の引用率は40%です。 実績ではなく計算例であり、 全利用者への表示率ではありません。
結果が良くなるまで質問を変えると比較できません。 同じ条件で複数回確認し、質問を変更した日は記録してください。
05 / 次の改善を決める
数字が止まっている場所から直します
「記事を増やす」前に、どこでつまずいているかを確認しましょう。 次の表は原因の断定ではなく、 確認する順番の目安です。
| いまの状況 | 先に確認すること |
|---|---|
| 表示も訪問も少ない | クロール・インデックス、サービス情報の不足 |
| 引用の観測はあるが訪問が少ない | 計測設定、観測条件、 引用先の情報と訪問する理由 |
| 訪問はあるが問い合わせが少ない | フォーム送信テスト、サービス説明、入力項目 |
GoogleのAI機能でリンク表示の対象になるには、 インデックス登録され、 スニペット表示が可能であることなどが基本条件です。 SEOの土台を確認しますが、 条件を満たしても掲載は保証されません。
出典: Google「AI features and your website」
月1回、同じ長さの期間で比べます
例えば直近28日と、その前の28日を比較します。 修正日・広告出稿・休業日も残し、 件数と率をセットで見てください。 これは運用案であり、1か月で成果が出るという意味ではありません。
GA4のセッション キーイベント レートは、 キーイベントが起きたセッションの割合です。 問い合わせ用のイベントに絞り、 同じ参照元・期間で比べます。 少数の結果では率だけを重視せず、 有効な相談内容も確認しましょう。
数値の増減だけでAIO対策の効果と断定せず、 季節や他の施策も考慮します。 AIとの接点を解析で追い切れない場合は、 相談時に知ったきっかけを任意で聞く方法もあります。
FAQ
よくあるご質問
AIO対策は何か月で判断できますか?
一律には決められません。 まず計測を整え、同じ条件で比較します。 訪問や相談が少ない場合は、観測期間を延ばしてください。
生成AIレポートが出ないと、対策は失敗ですか?
それだけでは判断できません。 表示回数が十分でないなどの理由もあるため、 対象サイトと表示条件を確認します。
お客様がChatGPTにした質問も見られますか?
本記事の流入元の計測では、 個々の会話や質問文は取得できません。 自社で行う質問の観測と、お客様の利用履歴は別です。
AIOスコアが上がれば紹介されますか?
保証されません。 AI ScopeのAIOスコアもツール内の指標で、 GoogleやAI事業者の公式評価ではありません。 引用・訪問・相談と併せて判断します。
専門ツールがないと始められませんか?
必須ではありません。 GA4、Search Console、質問の記録表から始める方法があります。 集計が負担になったら、ツールの機能や費用を比較しましょう。
発信元
株式会社Lubens
AIO・LLMO対策、Web制作、SEO・MEOなどの事業内容は、 会社概要 をご確認ください。
中西大樹
CONTACT / LUBENS
数字を見るだけで、
終わらせない。
AIO・LLMO対策の分析やサイト改善について、 現在の課題からご相談いただけます。
フォームに サイトURLと、確認したいこと をご記入ください。
分析・改善について問い合わせる支援範囲・費用は個別に確認します。 順位・AI引用・問い合わせ増加を保証するものではありません。
